テニス肘について
「上腕骨外側上顆炎」と取り扱われることが多いですが、
実際には急性炎症細胞はほとんど確認されていないと報告されています。
現代の医学的見解は、「血管繊維芽細胞性増殖」といわれ、「炎症」ではなく腱の「退行変性」として取り扱われるようになって来ております。
テニス肘という名称ですが実際にはテニスをしている人は5~10%と少なく、
現代ではデスクワーカーに多いと言われています。
運動されている方ですと、フォームが・・・や肩甲骨のや骨格の歪みが・・・と言われる事もあると思いますが、変性を起こしている筋肉へ介入する事で改善がみられると言われいます。
その筋肉ですが、
「短橈側手根伸筋」です。95%以上がこの筋肉が原因とされていますが、
その内33%が「総指伸筋」の変性の関与が確認されていて、
稀に「尺側手根伸筋」や「長橈側手根伸筋」が原因となることもあるとされています。
「短橈側手根伸筋」が原因でなかなか改善せれない理由は、
①骨の摩擦を受けやすい
②橈骨頭の剪断力が腱に加わる
③血流が良くなく、修復が遅い
と言われています。
症状ですが、
・ドアノブを捻る動き
・雑巾を絞るような動き
・マウス操作
・鍋を持つ
です。
鑑別診断ですが、
腕橈関節が原因の関節内症状です。
鑑別のテストですが、
「フリンジインピンジメントテスト」を用います。
滑膜ヒダが挟まり炎症が起きるのでこの徒手テストにて鑑別することができます。
施術方法ですが、並走する筋肉どうしの滑走性を改善させる事で寛解が期待できます。
また付着している指(関節)の動きを向上させる事でより改善が見込めると考えます。
エクササイズを併用することで改善率があがるという報告もありますので、
気になる方はお声がけください。